IIJmio meeting 7に参加してきました

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4月25日、東京・飯田橋のIIJ本社で開かれた「IIJmio meeting 7」に参加しました。IIJmio meetingとはIIJの「中の人」とお話しできたり、初心者向け講座や技術的な話も聞けるイベントです。

今回からジュース・お菓子のサービスはなくなり、ペットボトル水とIIJmioのキャラメルをいただきました。また、展示会場がメインの会場とは別の会場に移りました。先日IIJからリリースされた「IIJ SmartKey」も実機(アプリ)展示され、少し気に入っていたので担当者の方にお話を聞くこともできました。

今回のプレゼントは「痛SIMパッケージ」(抽選で7名)でした。

IIJmio updates 2015/01~2015/04

前回のミーティング(1月末)から今回のミーティングまでのIIJ関連のニュース。2月27日の3周年、クーポン増量、みおふぉんダイアル、ファミリー通話割引、IIJmioひかりなどなど、話題も多かったと思います。

サポートセンターが混雑してしている点をお詫び。増強を準備しているが、スタッフの教育が必要ということで、もうしばらくお時間をくださいとのことです。

最後のスライド12ページに、その他のニュースについて。3月6日「サングラスのおすすめ」とは…。

みおふぉん教室: スマホメールの引っ越し方

初心者向けのセッションです。IIJmioにはいわゆる「キャリアメール」(@docomo.ne.jpや@ezweb.ne.jpなど)が無い点が一つの弱点とのこと。MNPでメールアドレスを引き継ぐことはできませんが、その代わりとなるGmailやYahoo!メールの紹介と使い方についての説明です。

iPhoneのVoLTEをIIJmioで使ってみる&みおふぉんダイアルの話

先日からiPhoneでもVoLTEができるようになりましたが、iPhoneでのVoLTEと、「みおふぉんダイアル」を併用した時の挙動についての紹介です。
動画はYouTubeでも公開されています。

通常電話回線における通話開始までの時間比較(3GとLTE)
通常電話回線とみおふぉんダイアルの通話開始までの時間比較(3G)
通常電話回線とみおふぉんダイアルの通話開始までの時間比較(LTE)

MVNOとSIMフリー端末の問題について

興味深い話題ですが、技術的な内容すぎて少し眠くなってしまいました。

「IIJがどうしてここまでやるのか?」という点について、今回紹介した4つの事例は全てバラバラですが、ユーザーから見れば「なんか繋がらない」ということ。
それを解消するには原因を切り分ける必要がありますが、このくらいまで調べないとやらないと相手(キャリアやメーカーなど)に依頼することもできないそうです。全てのことに対応できるわけではないですが、できることはやっていこうということです。

フリートーク

そして最後はフリートーク(質疑応答)です。登壇者はIIJの堂前氏、佐々木氏、宮本氏、大内氏です。

※ここで紹介する質疑応答は自分が気になったもののみで、全てではありません。

Q.接続料があまり下がらなかったせいで、設備投資を渋ってないか。最近の速度低下の原因はIIJ側の問題なのかPOIの幅の問題なのか。
A.(佐々木)下方修正であまり名誉でない記事が流れ、心配かけたことをお詫びする。ここで話したことが株価に影響すると殺されてしまうので(笑)言えないこともあるが、接続料については、ドコモさんから3月に通知を受け、4月にさかのぼって接続料が変わることになる。会社は4月の時点で予算を作らなければならず、接続料の予測は必ず外れる。外れることを前提に予算を作っているので、外れた場合は下方修正・上方修正する。それ以上でもそれ以下でもない。
会社なのでコストを削減しなければいけないが、品質を落としてまでコストを下げろとまでは言われていない。今後とも通信の品質についてはこだわっていきたい。
(堂前)前倒しで設備増強するほか、追加で大規模設備投資、帯域幅の拡大を実施する。

※POI…ドコモとIIJを繋いでいる部分。
※設備増強についてはこちら⇒IIJ、5月下旬にも比較的大規模な設備増強を実施へ

Q.ワイヤレスゲートがMNP時のみ違約金を徴収し、それ以外は違約金を取らないSIMを発売しましたが、mioでそのようなSIMを発売する予定はあるか。
A.(佐々木)我々もみおふぉんをサービス開始する際に、違約金をどうするか社内で議論をした。本来違約金はない方がいいが、違約金を設けないと大手キャリアのキャッシュバックの施策によって我々の業務が大きく変動してしまう。それでは我々も持ちこたえられないので、短期解約の方には一定の金額を支払ってもらっている。
ただ、MNPをしないで単に解約をする人にも違約金をかけるのはどうなの?という議論もあった。MNPを利用するユーザーが著しく不当な扱いを受けないようにと、解約・MNP問わず同じ金額にした。今後もそういったSIMを発売する予定は今のところない。

Q.VoLTEに関して、IIJから他のMVNOにかけたらどうなるか?
A.(宮本)ドコモ系のMVNOであれば、高品質の通話になるはず。

Q.ドコモのIoT試験の費用・期間はどのくらいかかるのか。
A.(佐々木)試験の内容によって大きく異る。大雑把に言えば、ウン百万円くらい、ウン週間くらい。

Q.サングラスのオススメとは?(※IIJmio updates参照)
A.(佐々木)ユーザーからの質問になるべく速く反応できるように、IIJmioのツイッターアカウントの通知を自分のiPhoneで受けているが、先々月くらいからサングラスが大変安いというツイートを多数いただいた。それまでは見なかったことにしようとしたが、このときはたまたま海外にいて、現地は日本ほど通信環境が充実しておらず、3Gの細い回線でガンガン通知が来てしまうということで、こういったお願いをした。

Twitterのアカウントが乗っ取られていると思うので、セキュリティをチェックしていただきたい。
てくろぐ: インターネット・トリビア「SNSの迷惑メッセージは友達からやってくる」

Q.OCNのマツコ・デラックスやmineoのベッキーさん・有吉さんみたいにタレントを起用する予定はないか。
A.(堂前)弊社は広告・宣伝に関してはあまり予算を持っていないので、今のところ予定はない。

Q.(続)ドコモが艦これとコラボしているように、何かの作品とコラボすると面白くなると思うが。お金を落とす腐女子向けで。
A.(堂前)それは大変興味がある。あとでじっくりお話を聞かせて欲しい。

Q.Googleのプロジェクト「Google Fi」についてどう思うか。サービス提供側としての率直な感想は。
A.(堂前)Wi-Fiと複数のキャリアをシームレスに通信するが、どのレイヤーでシームレスな接続なのか気になる。ドキドキしている。面白そうだ。
(宮本)Android 5.1からGoogle VPNがシステムに入っている。Androidを持っているGoogleだからできることで、我々からすれば非常に羨ましい。
(大内)ユニークなサービスで非常に興味がある。技術的にどう実現しているのか気になる。機会があれば端末を手に入れて調べてみたい。

Q.b-mobileのようにパッケージを透明化し、ICC IDを見えるようにしてもらえないか。SIMカードのメーカーによって端子の位置が異なり、SIMスロットに引っかかりやすいことがある。
A.(堂前)趣旨は理解した。ただ、返品するとなると店舗でのオペレーションが発生する。それが店舗で対応できるか問題がある。実現できるかどうかは一概に言えない。

Q.初期からファミリープランを使っている。どんどん容量が増えているが、正直使いきれていない。一方で、最近は速度が遅いのが現状。クーポンを3倍使うと優先的に速くなるということはできないか?余った分を有効活用したい。
A.(佐々木)この質問に関してはお叱りが半分だと思っている。本来はクーポンを使うだけで快適なサービスを提供しなければならない。3倍使うと速くなる発想は技術的にも面白いし、ロマンがある話だと思う。ただ、一般消費者にそのサービスをどうやって伝えるかという観点からは、サポートが大変になるなということが頭をよぎった。シンプルで高品質なサービスを提供していきたい。

Q.KDDIの接続料がドコモの接続料に近づいたが、個人向けにタイプD(ドコモ回線)とタイプK(au回線)を使ったサービスは検討しているか。何かハードルはあるのか。
A.(佐々木)ハードルがあるか無いかで言えば、サービスには全てハードルがある。我々としては、お客さんにこういう使い方をして欲しい、こんなバリューがあるよ、ということでサービスを作りたい。KDDIのSIMカードを出すことが、一般の消費者にどういうふうに見てもらえるか。現状では難しい。

Q.「Google Fi」を提供する前提条件として、IIJは複数キャリアと接続しているが。
A.(堂前)「Google Fi」については、日本とアメリカでは状況が違う。日本の3キャリアは、小さな差はあるがエリアカバー率は大きな差はない。アメリカの場合は国土が広く、一方でつながらない時はもう一方を使う。だからこそアメリカでは複数キャリアで使っているのではないか。日本では、わざわざ複数キャリアを束ねることにどれだけ意味があるか考えなければならない。

Q.某MVNOが独自ルートで調達したアウトレット版のドコモ版iPhoneをSIMカードとセット販売を始めたが、IIJはそういったことをする予定はないか。
A.(堂前)現状、そのような独自ルートで入手した端末を販売することは考えていない。ちなみに、法人向けだがIIJはAppleの一次代理店だ。公式ルートの製品は我々は胸を張って提供できるが、非公式ルートのものは取り扱うべきではないと考えている。

Q.SIMが入ったスマホを紛失したので利用停止しようと思ったが、夜間だったためにサポートセンターが終わっていた。翌日朝一で電話したが、なかなか繋がらず、昼ぐらいにやっと繋がった。日本通信みたいにウェブから手続きできるようにならないか。
A.(サポート担当)サービス停止は2種類あり、1つはデータ通信の停止で24時間ホームページからできる。もう1つの回線の停止は現状は、手作業が入るためサポートセンターからしかできない。すぐにできそうはない。
(堂前)そもそもサポートセンターが繋がらないという点についても、改善していきたい。

Q.解約したSIMの取り扱いの違いは。IIJは返送を求められるが、日本通信は返す必要がない。
A.(堂前)SIMカードはNTTドコモから借りているもの。借りたものは返すというのが大原則。ただ、返送しなくても制裁金などはない。口が裂けても返さなくてもいいとは言えないが、そういうことです(笑)

Q.Twitterアカウントで質問に対して真摯に答えているが、まとめサイト的なものはないのか。
A.(堂前)Twitterやサポートセンターへの質問は、ホームページの「よくある質問(FAQ)」に追加している。まとめサイトはない。作ってもいいですよ。Twitterの規約に従えば、IIJのツイートを使っても問題ない。

Q.前回のミーティングから今回のミーティングまでの間にプランの増量があったが、次回のミーティングまでにわくわくするものはあるか?
A.(佐々木)言ってしまうと面白くない(笑)「そういった予定はない」と答えた翌日に新サービスを発表することもある。サプライズがあったほうが面白いと思う。色々考えているので、ご期待くださいとしか言えない。

Q.SIMフリー端末の購入を検討しているが、今日の話を聞いてどの端末を買えばいいのか分からなくなった。ZenFone 2をセット販売するそうだが、セット販売するものはきっちり検証しているのか。
A.(堂前)セットで販売するものに関しては、事前に端末を借りてチェックをしている。アップデートのタイミングで良くなることもあれば悪くなることもある。初期出荷で問題がなくても、その後でおかしくなることは否定できない。ただ、メーカーとコンタクトがあり、こちらからフィードバックするし、情報ももらっている。

Q.IIJの公式サイトで、FiberAccess(光回線)が見つけづらい。探せないくらい隠されていた。
A.(佐々木)きれいに導線をはることは重要だと思っているが、「IIJmioひかり」を契約しようと思っているユーザーが間違って「mio FiberAccess」を契約してしまうことが一番マズイと思っている。我々が説明をしても、きちんと読まずに契約するユーザーが非常に多いのが現状。誤解を招きそうなサービスは見えないところにおくのが消極的なテクノロジーの1つだと思っている。ただ、そういった技術的なサービスを使う方は探してくれると信じている(笑)

Q.LTE使い放題をうたっているMVNOがある。MNOでも制限しているのに、MVNOで制限なしというビジネスモデルは品質面で限界があると思うが、中の人はどう思っているか。
A.(堂前)「使い放題」や「無制限」というものではなく「コントロールしていない」と理解している。我々はクーポンという形でコントロールしているサービスを提供している。無制限のサービスはコントロールせずに「皆さんで奪い合ってください」というタイプのサービスだと思っている。考え方の違いで、どっちがいい悪いはない。
(佐々木)無制限プランでどういったことができるか考えなければならない。この会場の皆さんのように極めて特殊な人達ばかりではない。競争上、マーケティング上の理由で無制限プランを出すことは考えていない。

Q.楽天モバイルは「エリアもスピードもドコモと一緒」と説明しているが、昼はスピードが落ちることもある。IIJは説明責任をどう考えているか。
A.(佐々木)弊社についてはベストエフォートで提供している。キャリアと我々は同質のサービスではない。品質は異なる。ただ、最大速度は理論上のもので、それについてはドコモと一緒になる。速度表記については実行速度表記にすべきという意見もあり、基準が決まれば我々もそれに従いたい。

Q.ドコモがCA対応で最大225Mbpsになったが、IIJとドコモの間のPOIは225Mbpsはあるのか。例えば100Mbpsしかないのに225Mbpsと書いたら問題ではないか。
A.(佐々木)接続帯域については原則非開示だが、225Mbpsよりは大きい。
(堂前)安心してもらえるくらいに大きい。もう1つ、メディアのMVNO比較記事で最高速度を並べることにどれくらい意味があるのか?と悩ましく思っている。最高速度については聞かれたら答えるし、帯域はそれ以上はるかに大きいものを持ってるので出ることは出るが、とても悩ましい。

Q.KDDI系のMVNOでiOS 8で通信できないが、IIJの法人向けでも同じ状況か。
A.(宮本)同じ状況。詳しくは調査中。

Q.IIJmioのターゲット層は。
A.(佐々木)玄人にしか分からないサービスにはしたくないと思っている。分かりやすいサービスを作りたい。デジタル・モバイル関連にそこまで強い知識をお持ちでない方も想定している。年配やお子さんについては、まだ描ききれてない。

Q.ライトユーザー向けのIIJmio meetingを実施する予定は?
A.(堂前)考えてはいる。このIIJmio meetingは、TwitterとBlogで呼びかけて、声が届いた方がこれだけ集まっている。ライトユーザーとなると、そもそもどうやって募集しなければならないのか、もう少し時間をかけて環境を整備していきたい。

Q.大手キャリアからIIJへのMVNO予定者に、更新月の連絡サービスをしてみてはどうか。
A.(堂前)個人情報を預かることになるので、手数が必要。技術的には簡単。面白いと思う。アイデアもらってもいいですか?

Q.痛SIMの絵師さんはどうやって見つけたのか。mioが3周年で艦これも3周年だ。コミケの企業ブースは20〜30万円で出せるが、毎回出店すればコレクションで買う層もいると思うが。
A.(堂前)今回のコミケの企画はぶっちゃけ私がやりたいからやったが、IIJmioをコミケ方面に特化したブランドに育てるつもりはない。今後もやるかもしれないが、その他のプロモーションも含め、満遍なくやっていく。絵師さんについては、懇親会のときに(笑)

Q.SIMロック解除について。ドコモは即日できたものが180日経過後になった。ユーザーからすればどこが“明るい未来”だと思っている。IIJは総務省と繋がりがあるが、どう思っているか。
A.(佐々木)個人的には、そういったシステムを尊重したいと思っている。我々としてはSIMロック解除がビジネスチャンスになればいいと思っている反面、我々がサービスを作るときに総務省から言われてカチンとくることがあるように、ドコモも同じくカチンと来ていることもあると思う。

ドコモは唯一SIMロックが解除できるキャリアだったが、今後は3社ともできるようになり、SIMロック解除を積極的にアピールする必要がなくなったという負の側面があると思う。今日は総務省の担当者が居ないので多少悪口を言えるが、規則を作れば必ずしもみんなにとって良いものになるとは言えず、事業者にとっては横並びになってしまい、負の側面になることもある。もう少し規制を緩和して、各キャリアが自由にサービスを作り、消費者に審判されるのがいいのかなと思う。非常に難しい問題。

(堂前)SIMロック解除義務化はフィーバーされてるが、我々としては楽観視してない。MVNOって大変なんじゃね?と思ってる。売り上げがどうこうではなく。今までよりも調べることが多くなるし、考えなきゃならないことが多くなる。むしろ試練だと思っている。

まとめ

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今回も濃い内容でしたが、やはり中の人の声を直接聞ける機会があるのはありがたいですね。ユーザーと接点を設けてる・お金をかけているという意味も含めれば、私の知っている限りでここまでやっているMVNOはIIJ以外に楽天モバイルやmineoくらいではないでしょうか。

新しいMVNOが増えてどこを選んでいいか迷ってしまいますが、こういった点を考慮するのもアリだと思います。

あと1つ感じたのは、KDDI(au LTE)の回線を一緒に使いたいと思っている方が多かったこと。au関連の質問が多かった気がします。たしかにドコモ回線とau回線をシェアできるのは魅力的ですしMVNOならではですが、出るとしてもきっとそれなりの値段になる(法人の場合は5回線以上の申し込みが必要)と思いますし、個人で使うのであれば別契約したほうが手っ取り早いと思います。今はmineoやUQ mobileもありますしね。

次回は7月

次回のIIJmio meetingは7月を予定しているそうです。過去のIIJmio meeting参加レポートはこちら

関連リンク

てくろぐ: MVNOのメール・iPhone VoLTEとみおふぉんダイアル・Androidスマホの不安定な挙動を調査 (IIJmio meeting 7 資料公開)
てくろぐ: IIJmio meeting 7 参加者募集
IIJmio meeting 7 東京会場 : ATND

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